初めての読書感想です。
私の人生NO1著書だと自信をもって「嫌われる勇気」を紹介したいと思います。
なぜNO1かというと、私の人生で1番の衝撃があったからです。
この本に出合って人生が変わったと言っても過言ではありません。
私は比較的小さい頃から何が正義なのか、正しいのかを考えながら生きてきました。
きっかけは、中学生の時に読んだマイケルサンデル著書の「これからの正義の話をしよう」です。
当時の私はおそらく話の半分も理解できてなかったとは思いますが、それらを考える大きなきっかけにはなりました。
それ以降皆がいう意見、先生や親、先輩などがいうことが本当に正しいのか、そもそも正しいとは何なのか、を考えることが多々ありました。
また、人生とはなんなのか、なんのためにあるのか、幸福とは何かを考えるようにもなりました。
そうした中でぼんやりと自分の中でおそらくこんな風な考え方が良いのでは?と漠然と思うようになっていました。
そんな時に出合ったのがこの本です。
私が漠然と考えていたことがクリアに言語化され、また見えていなかった部分までも正確に記述されていました。
この本に出合った時、読み始めてすぐに衝撃が走り、今まで霧でぼやけていた道がスッと晴れたような感覚になりました。
また、それより先に何があるのかわかっていなかった自分を明快な正解へ導いてくれるような感動がありました。
人生とは、正義とは、このように考えれば良いのかと、明確に道が見えたこと。
これがこの本を読んで良かったことです。
この本を読んだことがない人はぜひ一度読んでみてください。
めちゃくちゃ面白いです。
本当に人生変わります。
また個人的には早ければ早いほど良いと思っています。
それでは内容を紹介していきます。
本書は哲人と青年のという立場で描かれています。
青年は私たち(いわゆる一般大衆)の意見や感情を代弁し、哲人と議論をします。
その中で哲人が人生とは?幸福とは?といったことを教えてくれるような形で進行していきます。
ざっと要約します。ネタバレ含みます。
・過去ではなく目的で生きる
アドラー心理学では、「人の行動はすべて目的に基づいている」と考えます。
つまり、トラウマや過去の経験が人の行動を決めるわけではなく、「こうなりたい」という目的があるから、今の自分の行動があるのです。過去を理由に行動を諦めるのではなく、「これからどうしたいか」に目を向けることが大切だと説いています。
・他人の評価から自由になる
本書の核となるテーマが「嫌われる勇気」です。
多くの人は、他人にどう思われるかを気にしすぎてしまい、自分の行動を制限してしまいます。
しかし、他人の評価に縛られて生きることは、本当に自分の人生を生きることにはなりません。
誰に嫌われても、自分の信じた道を進むことが、幸せにつながるとしています。
・課題の分離
アドラーは「課題の分離」という考え方を重視しています。
これは、「自分の問題」と「他人の問題」を明確に分けることです。
他人の期待に応えようとすることは他人の課題であり、自分が背負う必要はありません。
自分の課題に集中し、他人がどう思うかは相手に任せることで、自分らしい生き方ができるようになります。
・自分と他者への貢献
『嫌われる勇気』では、他人に対する貢献も重要な要素として紹介しています。
自分のためだけでなく、他人のために行動することで、人は本当の意味での幸福を感じるといいます。
競争よりも協力を重視し、「誰かの役に立っている」という感覚が、人生を豊かにするのです。
・自由と責任
自分の人生を自分のものとして生きるためには、自由と責任がセットであることを理解する必要があります。
自分の選択に責任を持ち、その結果を受け入れる覚悟があって初めて、本当の自由が得られるのです。
他人のせいにせず、自分の人生に責任を持つことが重要だと本書は説いています。
ざっと意味や内容を解説するとこんな感じです。
しかし、当然私もすべてを理解しているわけではないですし、100%本書が正しいというつもりもありません。
また、自己啓発本ということもあり、人により解釈が違う場合もあります。
あくまでこの考え方をしり、実践することでみなさんの人生が今後もっと豊かに幸せになることを祈っているのみです。
いくつかかいつまんで私なりの理解や考察をお伝えしたいと思います。
1つ目
「原因論」と「目的論」
心理学において、重要な考え方のひとつに原因論と目的論というものが存在します。
心理学の3大巨匠といえば、フロイト、ユング、アドラーです。
フロイトが提唱したのが原因論。
それに対をなす目的論をアドラーは提唱しました。
本書を理解する上で目的論で考えることが土台でもあります。
分かりやすいように原因論から簡潔に解説します。
原因論とは、現象や出来事が過去の原因によって決定されるという考え方です。
つまり、今の状況や行動は、過去の経験や出来事が原因で起きていると捉える考え方です。
例えば、「昔、友達に裏切られたから、今でも他人を信じられない。」 この場合は過去の裏切りが原因となり、現在の人間不信を引き起こしていると捉えます。
過去の経験が、現在の行動や考え方に影響を与えているという考えです。
対して、目的論は「人は過去の出来事や原因によって行動するのではなく、未来に達成したい目的があるから行動する」というものです。
つまり、行動の理由は過去ではなく、未来のゴールや目的に向かってのものだ、という考え方です。
上記の例を目的論で言い直すと「他人を信じられないのは、信じたくないから。」です。
過去の裏切りが原因で他人を信じないわけではなく、「今後、人との関係で傷つかないために信じないことを選んでいる」という考えです。
つまり、未来の目的(傷つかない)が現在の行動を決めているという考え方です。
めちゃくちゃわかりやすくいうと、自分の過去の経験やトラウマを原因にしているのは、そもそもあなたがその現状を変えようとしないからなのでは?ということです。
そこでアドラー心理学の重要なワード「勇気」が登場します。
あなたが過去の事象が原因だとするのは、未来に対してあなたが変わろうとする勇気を持っていないから。
ただそれだけのことというわけです。
つまり、目的論ではありとあらゆることはこの勇気さへ持てれば解決するのです。
皆が過去を理由にしているのは単にその勇気がないからだけなのであるとアドラーは断言しています。
私はこれが正しいか正しくないかという判断はしていません。
しかし、目的論で考えたほうがあきらかに人生をプラスに考えていますし、前へ進めることができると思います。
アドラー心理学ではトラウマは存在しないと説いています。
なぜなら目的論で考えれば過去は関係なく、それが苦手だとしたほうがあなたにとって都合が良い、もしくはただ怯えて解決しようとする勇気がないからです。
例1: 人見知り
「私は人見知りだ」と感じる人がいる場合、原因論では「過去に人間関係でうまくいかなかったから」と考えますが、目的論では「何かしらの理由で(例えば人から恥をかきたくないから)人と距離を置いている」と見ます。
つまり、未来に恥や拒絶を避けることが目的であり、そのために自ら進んで人と距離を置いているという解釈です。
例2: 勉強しない理由
ある学生が勉強しないのは、「過去に成績が悪かったから」と原因論では説明されるかもしれません。
しかし目的論では、例えば「失敗して恥をかきたくない」「自分は能力がないと思われたくない」という目的があって勉強しないことを選んでいると解釈します。
つまり、勉強しないのは、無能だと思われるのを避けるための目的があるのです。
別の解釈であっても同じです。
例えば勉強しないのはシンプルにやる気が出ないから。
だとしても、それは勉強しないほうが自分にとって都合が良いため、やる気がでないとしているだけだと考えます。
目的論のポイント
・過去ではなく未来: 行動の原因を過去に求めず、未来の目的によって行動していると考えます。
・自分で選んでいる: 人は無意識にでも、目的を持って行動を選んでいます。
たとえば、人見知りだと感じるのは、他人との関わりで不安を感じたくないという目的があるからです。
・変わるための力: 目的論の考え方を受け入れると、「今からどうしたいか」「どんな目的を持って行動するか」に焦点が移ります。
これにより、過去の出来事に縛られず、自分の行動を変える力があると自覚することができます。
まとめ
目的論は、「過去に何があったか」よりも「これからどうしたいか」に焦点を当てる考え方です。
アドラー心理学では、未来に向けた目的を持って行動すれば、過去の影響に縛られずに人生を前向きに生きられる、と強調されています。
2つ目
「課題の分離」
めちゃくちゃ端的にいうと、自分がコントロールできる部分とできない部分を明確に線を引き、できる部分に全力を出し、線より向こうは気にしないという考え方です。
例: 職場での人間関係
あなたが同僚に仕事のアドバイスをしたが、同僚がそのアドバイスを受け入れなかった。
課題の分離: あなたの課題は、「相手にアドバイスをすること。」
しかし、そのアドバイスを受け入れるかどうかは同僚の課題です。
同僚がそのアドバイスに従うかどうかを心配するのは、あなたの責任ではなく、同僚の選択です。
つまり、アドバイスをするところまでが自分の課題で、その結果どうなるかは他人の課題だと分けることが「課題の分離」です。
ここではあなたは同僚にとって最良のアドバイスとなるように全力を出すこと、また実行してもらえるように最良の伝え方をすること。
これ以上に気にすることはありません。
相手がどう思うか、実行するのかしないのか、そもそも聞き流すのかそうでないのかはあなたの問題ではありません。
自分がコントロールできない部分を気にしても、他社の人生を生きるだけで自分の人生にフォーカスできないということです。
まとめ
自分の課題:自分がどう行動するか、自分で責任を持ってできること。
他人の課題:他人がどう考えるか、どう行動するかは他人の責任であり、自分にはコントロールできないこと。
他人の期待や評価を気にしすぎたり、他人の行動を変えようとするのではなく、自分にできることに集中し、他人の課題には介入しないことで、ストレスや不必要な悩みから解放されることができます。
三つ目
「共同体感覚」です。
アドラー心理学において非常に重要な概念ですが、私も完璧には理解できていません。
しかしこれは外せない部分ですので、私なりに解説させていただきます。
これは「人は他者や社会と深くつながりを感じながら生きるべきである」という考え方です。
アドラーは、個人の幸せは単独ではなく、他者との協力や貢献を通じて得られるとしています。
つまり、自分が属している共同体の中で、他者と協力し、貢献し合うことで生きる実感や幸福感を得るというものです。
そもそも「共同体感覚」とは自分が「共同体」の一部であることを感じ、その中で他者に貢献することが喜びであると理解することです。
アドラーの言う「共同体」とは、家族や職場、地域社会、さらには全人類や地球環境など、あらゆる人間関係や社会を指します。
1:所属感
共同体感覚の第一の要素は、自分が社会の一部であるという感覚、つまり「所属感」です。
人は他者との関係やつながりを感じ、どこかに属していると感じることが重要です。
これが欠如すると、孤立感や疎外感を感じ、精神的な安定を保てなくなります。
2:他者への貢献
共同体感覚の第二の要素は、他者に対する貢献です。
自分が他人や社会に対して何か役立っていると感じることが、人間にとっての喜びや自己肯定感につながります。
人は他者に貢献することで、初めて自分自身の存在価値を見出すことができると書かれています。
3:協力と信頼
第三の要素は、協力と信頼です。
人は他者を信頼し、協力しながら生きていくことが不可欠です。
協力的な関係がなければ、真の共同体感覚を感じることはできません。
自分が他者を信頼し、他者も自分を信頼していると感じることで、人はより安心して社会の中で生きることができます。
まとめ
共同体感覚とは、自分が他者や社会とつながっており、その中で貢献することで幸福を感じるという考え方です。
個人の幸せは他者との協力と貢献を通じて得られると考え、他者とのつながりを大切にすることを重要です。
結論
「アドラー心理学を生かした生き方」
上記の3つの重要な考え方を合わせると、次のようなシンプルで前向きな生き方が見えてきます。
未来に焦点を当てて行動する(目的論)
過去に縛られず、これからどうしたいかを常に考え、目標に向かって行動する。
自分の課題に集中し、他人の課題に干渉しない(課題の分離)
他人の評価や反応にとらわれず、自分のコントロールできる範囲に集中して行動する。
他者とのつながりを意識し、貢献することに喜びを見出す(共同体感覚)
周りの人々や社会に対して、どのように貢献できるかを考え、協力して生きる。
この3つの考え方を意識しながら生活することで、皆様の人生がより豊かになることを祈っています。
課題の分離風にいうと私が皆様にお伝えできるのはここまでです。
これ以上理解を深めるかどうか、実践するかどうかはあなた次第です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
